予約が取れないことで有名な「悟空のきもち」は、日本初の頭のほぐし専門店として京都で開業以来、大阪(心斎橋・堂島)・東京(銀座・原宿)・ニューヨークと、店舗を広げてきました。
各店舗1か月分の新規予約枠は、募集開始から約1分~1分半で完売になり、たとえキャンセルが出てもすぐに埋まってします。
何年も予約が取れずにいた筆者は、ある日すんなりと「悟空のきもち 銀座店」のキャンセル枠に滑り込むことができ、「絶頂快眠」と言われる施術を受けてきました。
その体験の一部始終をご紹介します。
「悟空のきもち」とは
「悟空のきもち」は、京都・大阪(心斎橋・堂島)・東京(銀座・原宿)にサロンを構えるドライヘッドスパ専門店です。2008年に京都で創業し、日本初の頭専門の揉みほぐし店として知られています。
2024年には、銀座店の下の階にある「悟空SPA」内に、悟空のきもち初のベッド施術のヘッドスパ「銀座店別館」もオープンしました。
「悟空のきもち」というユニークな名称は、施術後、孫悟空の輪をとった時のような気持ちよさを味わえることに由来しているそうです。
「悟空のきもち」の施術を受けると、幸福感が頂点に達して眠りに落ちると言われています。これを公式ホームページでは「絶頂快眠」と呼んでいます。
頭痛・肩こりに悩み、眠りも浅い傾向の筆者は、何年も前から予約を取ろうとチャレンジしていました。
長い間予約が取れずにいましたが、以下に書く方法で、とうとう銀座店のキャンセル枠をゲットでき、ワクワクしながらお店に向かいました。
悟空のきもちの予約が取れた方法とは
「悟空のきもち」では、電話予約を受け付けていません。
では、どのようにして予約を申し込むのでしょう?そして「日本一取りにくい」と言われる予約を勝ち得るのはどうしたらいいのでしょう?
予約の取り方(一般的な方法)
「悟空のきもち」では、最大3か月先までの予約が可能です。
初回の予約を取るための方法はふたつ。
- LINEのキャンセル待ちに登録する
- 「悟空のきもち」の予約ページで空きを見つける
原則としてひとり1枠なので、たとえ3か月間に2か所の空きを見つけたとしても、両方に予約を入れることはできません。
LINEのキャンセル待ちでは、一度にまとまった数のキャンセル枠が出ます。
けれどそれを待ち構えている人も多く、自分の予定の空きとキャンセル枠を照らし合わせて…など、モタモタしているとあっという間に枠が全て埋まってしまいます。
予約ページで空きを見つけるとしても、ずっとそのページを見つめて空くのを待っているわけにもいかず、タイミング勝負になってしまいます。
そこで、私がどのように予約を取ったかをお教えしますね。
私が「悟空のきもち」の予約を取った方法
「悟空のきもち」のX(旧ツイッター)のアカウントがあるのをご存知でしょうか?
キャンセルが発生するとリアルタイムで知らせてくれるbotです。京都・大阪・東京の三つのアカウントがあります。
このアカウントをフォローして、X(旧ツイッター)からの通知をONにしておけば、キャンセルが出たことを速やかに知ることができます。
通知をONにしていなくても、Xを開く機会が多い方なら予約ページを何度も覗くよりも効率が良いのではと思います。
私も、Xで翌日のキャンセルが出たことを知って、予約を取ることができました。
「悟空のきもち」は、「当日キャンセル」「無断キャンセル」をした人は、それ以降の予約が取れない決まりになっています。
そのため、翌日や数日後のキャンセルが出ることが多いです。
一週間以内に暇な日がある場合、こまめにキャンセルをチェックするとタイミングよく予約が取れるかもしれません。
「悟空のきもち」予約の裏技
正攻法で頑張ってもなかなか取れない予約。視点を変えて、横から攻めてみる方法もあります。
同伴させてもらう
「悟空のきもち」では、施術を受けた後にパスワードが発行され、その日のうちなら優先的に予約を取ることができます。
そして、3回通うと4回目の予約は、二人分取ることができるのです。
まわりに「悟空のきもち」のリピーターがいたら、二人分の予約が取れる機会に同伴させて欲しいとお願いしてみるのもひとつの手だと思います。
「Goku SPA」に行ってみる
「悟空のきもち」の新ブランド「Goku SPA」をご存知でしょうか?
マイナス7℃の部屋で体を冷やした後、セラピストの温かい手によって、血流を溢れさせる快感状態へと導くという世界初のエンターテイメント型 血流リラクゼーション。
渋谷と銀座に店舗があります。
「Goku SPA」も「悟空のきもち」同様に、常に予約はいっぱいで、初回予約はなかなかとりにくいです。
けれど、XのGoku SPAキャンセル通知アカウントからの通知は「悟空のきもち」よりも多いように感じます。
「Goku SPA」の施術を受けた後は「悟空のきもち」の予約を取ることも可能です。
なかなか「悟空のきもち」の予約が取れない場合は、まず「Goku SPA」を先に予約して体験してみるというのも「悟空のきもち」にたどり着くひとつのほうほうかもしれません。
「悟空のきもち」体験記
無事に予約が取れた後は、何が待っているのでしょう。
施術までの流れと、施術の体験記、そして施術後の流れをまとめました。
読んでおくと、当日オロオロしなくて済みますよ!
施術まで
予約当日、ドキドキしながら銀座店に向かいます。
おのぼりさんなので、迷ったらどうしようかと心配しましたが、京橋駅3番出口を出てから、迷う暇もないくらいすぐに着きました。
銀座1丁目駅の場合は、7番出口から徒歩2分です。
ビルの10Fに「悟空のきもち」、9Fに「Goku SPA」があります。
ビルに入る自動ドアはタッチすると開くタイプでした。(気づかずにしばらくドアの前で立って開くのを待っていました)
入ってすぐのエレベーターで10Fに向かいます。
エレベーターホールにどーんと「悟空のきもち」の文字。とうとう来た!
左手にお店の入口。右手に行くとトイレがあるので、受付前に済ませておくと良いかと思います。
ここで靴を脱いで受付に向かいます。
靴は、施術前にスタッフが下駄箱に入れてくれて、施術後、帰る時にはまたここに並べられていました。
靴を脱いで上がると、ドーンとこの光景。
この待合室で、施術前の説明を聞いたり、料金の支払いを済ませたりします。
女性のお客様メインかと思っていましたが、平日の昼間にも関わらず、待合室で見かけたのは男性数人でした。
支払いはキャッシュレスのみ。現金払いはできません。各種カードほか、QRコード決済、電子マネー、 Apple Pay、Google Payなどが使えます。
この日のコースは「本流頭 揉みほぐし スタンダードコース60分」。料金は税込¥7,500でした。
施術の際、水やオイルは使わないので服が汚れる心配はありません。ただ、長時間同じ体勢でいるので皺が気になるようであれば、着替えを貸してくれるそうです。
眠っている方もいるので施術エリアでは音をたてないように、とのお話があります。スマホはOFFか機内モードにしてから、お釈迦様の顔と手の間の扉から、施術エリアに入ります。
施術中
扉が開いたときから、スタッフのお姉さんの声がささやき声になります。モスキート音が聞こえないおばちゃんの耳は、お姉さんの言葉が聞き取れず、でも聞き返すのもはばかられてオロオロ。
施術エリアに入ると、真っ暗な中に幻想的な光が灯っていて、どことなくチームラボ的な雰囲気。ヒーリング音楽というか、定期的にうぁーんと鳴るようなBGMが流れています。
両側にいくつか施術ブースがあるようです。(暗いのでよくわかりませんが)
そのうちの一つに案内されました。一つのブースを厚めのカーテンで二つに区切ってあるようでした。
中にはリクライニングチェアと柔らかい光のライト。
ふんわりといい香りがします。
手荷物を置いて、メガネやアクセサリー類を外してトレイに。マスクは外しても良いとのことで、一緒にトレイに置きました。
お姉さんのささやき声が、うぁーんというBGMにかき消されてあまり聞き取れませんでしたが、なんとなく感じ取ってオットマンに足を載せると、ブランケットがかけられて、椅子がゆっくりと倒されて行きます。
目元にタオルをかけられて、いよいよ待ちに待った施術の開始です。
ここからは、全く見えない中で私の感じたことや、こうされたのであろうという想像です。その場でメモは取れていないので、施術の順序などは多少違うかもしれません。
二の腕から腕の付け根までをゆっくりと押されます。腋をぎゅっと押されるのが気持ち良かったです。
そして頭へ。眠りを誘うということなので、ソフトタッチでマッサージされるのかと思いきや…
お姉さんが私の頭をぎゅーっとかなりの力で押す。指先で、手のひらで、とにかく押す。痛い。
あえて外しているのか、私がツボだと思っているところと指一本分くらいずれた所をぐいぐい押されます。目の周りも押してくれるけれど、「そこじゃない」感でいっぱいでした。
ずっとそんなことを考えているからか、全く眠れそうになく、更に例の「うぁーん」という音が耳について不快にさえ思えてきました。
正直、ここは私に合わないな…と、思っていました
途中で、たぶん隣のブースから、男性がぼそぼそと話す声が聞こえました。お店側とすればこれはNGなのだと思いますが、私はあのBGMよりもぼそぼそ話す声がする方が眠れるのではと思いました。昔、授業中に先生の声を聞きながらウトウトした時みたいに。
頭部の後、耳の後ろからデコルテのマッサージへ。こちらはとても気持ち良かったです。
肩の後ろから手を差し入れて肩甲骨まわりをぎゅーっと押されるのが最高でした。ずーっとそこのマッサージを続けてください、と言いたかったほどです。
五十肩もスッキリしそう
結局、一度ふわっとなりかけた程度で、眠りに落ちることなく施術終了。「絶頂快眠」を経験することはできませんでした。
施術後
起き上がってみると、髪がぐしゃぐしゃになっていることに気づきました。
私はショートヘアで手櫛で整えればOKですが、いつもきちんとセットしていらっしゃる方はそのままでは帰れませんよね。
でも、安心してください。施術後には男女別のパウダールームに案内されます。
鏡とコンセントがいくつも並んでいて、部屋の隅にはヘアアイロンや整髪料、使い捨ての櫛などが用意されています。
ウォーターサーバーとたくさんの紙コップも置かれていました。
施術後はいつもより多めに水分を摂るようにとのことだったので、まず最初の一杯をここでいただきました。
施術後のアンケートに記入し、パスワードをもらいます。
パウダールームにタブレットがあり、このパスワードを入力して次回予約ができるのです。
この日は9月末だったので、3か月先の12月末までの予約が可能でした。10月は全て埋まり、11月にちらほら空きがあり、12月はかなり空いていたように思います。
自分のスケジュールと予約の空きを照らし合わせて、次回の予約を入れました。ここでの予約は、1回だけ変更ができるそうです。(下記注意をお読みください)
こんな風に、リピーターの予約が優先されるので、初回の予約が取りにくいのですね。
「予約の裏技」の項にも書きましたが、3回通うと4回目に誰かを誘ってふたりで施術を受けることができるとのことです。
身支度を整えて、次回予約を取ったら初めての「悟空のきもち」体験は終了。
お見かけしたスタッフは皆さん若い女性で、どの人も皆、すれ違う時に素敵な笑顔で挨拶してくださり、対応もとても優しかったです。ありがとうございました。
果たして効果はあったのか
今回、私は眠れませんでしたが、帰りにエレベーターホールで会った女性が連れの方に「私、ずっと寝ていたみたい」と話していらっしゃいました。口コミでも「隣の人のいびきが聞こえた」という書き込みも複数あり、眠ってしまう方は多いのだと思います。
また、私は頭のマッサージを痛く感じましたが、物足りなかったという書き込みもあり、こちらも感じ方やスタッフの技術力によって変わってくるのかもしれません。担当者の指名はできないとのことなので、こちらは運任せですね。
首から肩にかけてはすっきりした感じがありました。
施術中は眠れませんでしたが、その夜はたいへん深く長く眠ることができました。後から感じられる効果もいろいろあると思います。
【後日談】
施術当日の夜は熟睡できましたが、翌日からしばらく軽い頭痛が続きました。
頭をぎゅうぎゅう押された後なので、もみ返し的なもの?…と思っていました。
その上、毎日ひどく眠い。
そして気づくと、いつもよりトイレが近くたっぷり水分が出ています。
もしや…全ては好転反応?
(真夏の暑さから突然肌寒くなったので、気候のせいかもしれませんが)
一度だけでは判断しづらい部分もあるので、数回通ってまた感想を書きたいと思います。
ちあログ式で予約を取ったお友達の感想
この記事を読んだ複数のお友達から、ご紹介したやり方で予約を取ることができたと連絡がありました。やはり、ご紹介した方法が一番確実に予約が取れるやり方だと思います。
施術を受けた後の感想を送ってもらったので、ご紹介します。
心斎橋店で施術を受けたAさんの感想
(画像はAさんのInstagramストーリーズよりお借りしました)
駅からもすぐ近くでビルも以前から知っていたので迷うことはなかったです。
ただとても狭く(暗いから余計にそう感じたかも)3階のドアのすぐ前が受付、そこに椅子が4脚ほどあり男性がお2人座ってらしたので「えっ?」って感じでした。
店舗によって雰囲気はかなり違うようです
男性の横に座って軽く説明を受けて(私は着替えなかったので)スリッパに履き替えすぐ一つ目のカーテンの中に入り、それから個別になっているカーテンの中で施術を受けました。
マッサージは気持ち良かったですが、正直そんなに特別な感じはしなかったです。
唾液がすごく出て、最後の方に少しウツウツって感じでした。
出口のカーテンを開けて、すぐ前にパウダールームのカーテンって感じでした。その狭い間にある椅子に次の施術待ちの方が数名(男女)いらして、もうあちらこちらいっぱいって感じ。
パウダールームも男女別ではなく、それが一番嫌だったかな?(アンケートにも書きました)
4階のことはわかりませんが、正直、あの空間で7000円は高めだと感じました。
一応12月に予約は入れてきましたが、今度は堂島店に行ってみようか?と思っています。
そこは新しそうなので、もっとゆったりしているかもです。
(2023年10月にいただいた感想です)
堂島店はお値段に見合う空間だといいですね!
銀座店で施術を受けたBさんの感想
X(旧Twitter)を通知アリにしておくのがいちばんの予約の早道だった事を初めて知りました。
私は、毎週トレーナーに全身マッサージしてもらってるのに慣れているから、リラクゼーションマッサージだと、後少し力が足りない…みたいな、そこのもう少し奥!みたいな感じでした。
もどかしい感じ、わかります。
声を出せないので指示もできませんし…
けれど、結果、うっすら寝ていました。
うとうとしてる時に隣の部屋に案内されたのか、スタッフ同士なのか、隣で話し声が聞こえて目が覚めました。
最後のクールダウンスプレーがシュワシュワ弾けて気持ちよかったです。
最初の説明でも言われるけれど、普通のマッサージとは違うから、超絶気持ちいい!って感じではなかったです。
でも、少し目の疲れが取れた感じ。朝、スマホの使い過ぎで半分しか開かなかった目が、8分目まで開くようになりました。
私は、5年間毎週受けているトレーナーのマッサージに慣れすぎているせいで、物足りなさを感じたのだと思います。
なので、次回はヘッドだけではなく全身マッサージのSPAの方を予約してみました。
(2023年10月にいただいた感想です)
ちゃっかり次回予約をしているあたり
なんだかんだ言いつつ結局 満足されたようです
Bさんのように目を酷使してお疲れの方で、なかなか悟空のきもちの予約が取れない方、辛いですよね。
そんな方にはとりあえずこちらをおすすめします。
「めぐりズム蒸気でホットアイマスク」
酷使した目を心地よい蒸気で温めるアイマスク。 約40度の心地よい蒸気が20分程度続き、目の周りがじんわりと温かくなります。
なんだか目が疲れたなぁと思った時に愛用しています。
銀座店で施術を受けたCさんの感想
(画像はCさんのInstagramストーリーズよりお借りしました)
事前にブログを読んでいたので、数日前からXでチェックし、二日前にキャンセル待ちの枠で予約できました!
施術前に座って待てる場所は10名分くらいだったので(おそらく、施術ブースと同じ数?)多少早く行っても座って待っていられそうでした。
普段肩こり改善などで全身マッサージを受けているので、もっと強めでもいいのにと思いつつ、とりあえず、そのまま受けてみることにしました。
私のお友達は強め好みが多いようです
結果、爆睡!はしていないものの、途中意識がとぎれとぎれになっており、寝てたのだと思います。時間は短く感じたけど、しっかり60分経っていました(笑)
やっぱり私は全身マッサージの方が好きなので、次回は悟空SPAの予約を取って帰宅。
あとからキャンセルや変更もできますし、一旦予約を取っておく方が多いのかと思います。周りの方も次回予約を取られているようでした。
施術日の夜は寝つきの良くない私には珍しく、熟睡できました!
(2023年10月にいただいた感想です)
夜、熟睡できたのは私と同じですね!
「絶頂快眠」を経験した人はいませんが、皆さん、ウトウトはしているようです。
悟空のきもちに関連したよくある質問
- Q悟空のきもちの予約は取りにくいのですか?
- A
はい、悟空のきもちは非常に人気が高く、予約が取りにくいことで知られています。公式ウェブサイトの予約専用ページで、空き状況を確認することができます。また、LINEのキャンセル待ち機能を利用するのも良い方法です。奥の手はこちらをお読みください。
- Q悟空のきもちの料金はどれくらいですか?
- A
原宿神宮店・銀座店と、京都店・心斎橋店・堂島店では、料金が違います。スタンダードコースの場合、原宿神宮店・銀座店では¥8,200、心斎橋店・堂島店では、¥7,200です。その他のコースに関してはこちらの表をご覧ください。
今まで「悟空のきもち」の予約を取れなかった方が、ひとりでも多くスムーズに予約が取れますように。
そして、良い体験ができますように。
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