ニセコの豊かな自然に囲まれた坐忘林。全15室の客室すべてに源泉かけ流しの客室露天風呂を備え、静かな森の中でゆっくりと過ごせる宿です。

坐忘林は、2024年・2025年と2年連続で「2ミシュランキー(素晴らしい滞在)」を獲得しています。
日本で「2ミシュランキー」を獲得している宿泊施設は、2025年10月に発表された最新のセレクション時点で 20軒 しかありません。
2ミシュランキーを獲得した坐忘林に実際に宿泊して感じた、お部屋や温泉・食事の魅力を写真とともに詳しくご紹介します。
| 坐忘林 | |
|---|---|
| 住所 | 〒044-0084 北海道虻田郡倶知安町花園76-4 |
| 電話番号 | 0136-23-0003 |
| チェックイン | 14:00 |
| チェックアウト | 11:00 |
※チェックイン・チェックアウト時間は
プランにより異なる場合があります
【この旅の宿泊情報】
・滞 在 日 : 2026年7月
・部屋タイプ : 予約した部屋 洋室
宿泊した部屋 次の間付き洋室
・同 行 者 : 夫
坐忘林へのアクセス
坐忘林は、ニセコの大自然に囲まれた倶知安町の森の中にあります。新千歳空港からは車で約2時間の距離です。
🚗 車
新千歳空港から約2時間。敷地内に無料駐車場あり。(バレーパーキング)
🚆 電車
新千歳空港駅 → 倶知安駅 約2時間半。
倶知安駅から坐忘林までは無料送迎あり(要事前連絡)。
🚌 バス
スキーシーズンは新千歳空港からニセコ方面へのバスも運行。
ひらふウェルカムセンターから坐忘林まで無料送迎あり(要事前連絡)。
※冬季は通行止めになる道路があるため、車の場合は倶知安町を経由し、国道5号線から道道58号線へ入るルートがおすすめです。
新千歳空港からレンタカーを利用する方は、複数のレンタカー会社や料金を比較して選べるスカイチケットレンタカーも便利です。
詳しい特徴や予約方法はこちらの記事で紹介しています。
▼ スカイチケットレンタカーを詳しく見る
坐忘林のパブリックスペース

出迎えてくれたスタッフに車を預けて、エントランスを入ってエレベーターで2階に向かいます。

2階には、さまざまなパブリックスペースがあります。
木洩れ日ファイヤーサイド

まずはこちらの席に案内されて、ウェルカムドリンクの冷たいとうもろこし茶をいただきながらチェックイン手続きをします。

真夏の滞在でしたが、ファイヤープレイスには火がくべられました。
バー

約11mの一枚板のバーカウンター。木々のむこうに羊蹄山が見えます。(この日は山頂付近は雲に隠れていました)
私達は夕食のデザートをこちらでいただきました。
夜のバータイム以外の時間には、フリースペースとして開放されているので、ここでPCを開いている方も見かけました。
リビングルーム

バーの奥にはリビングルームと呼ばれるスペースがあります。
ゆったりとしたソファとテーブルが配置され、大きな窓からは、雄大な羊蹄山や湧き水で出来た池を眺めることができます。
ライブラリー

北海道の歴史や自然に関する本をはじめ、日本の伝統文化、美術書、写真集、小説などが並ぶライブラリー。
本だけでなく、DVDやボードゲームの貸し出しもあります。
お部屋に持ち帰ってゆっくり映画を楽しんだり、リビングの暖炉のそばで読書に没頭したりと、自由な時間を過ごせます。
茶の坐

正座ではなく椅子に腰掛けてお茶をいただく「立礼式」で、日本の茶の湯の文化を楽しめる茶の坐。
スタッフにお願いすると抹茶をたててくださり、坐忘林オリジナルの干菓子とともにいただけます。
足湯


客室をつなぐ回廊に囲まれ自然豊かな中庭に、足湯が設けられています。
廊下から中庭に出るドアの外にはタオルと外履きが用意されているので、手ぶらで気軽に利用することができます。
回廊

坐忘林は、手付かずの原生林をできるだけ壊さないよう、もともとの傾斜地をそのまま生かして建てられています。そのため、廊下には緩やかな傾斜があります。
また、全15室がプライバシーを保てるようゆったりと配置されているため、一番奥にあった私たちの部屋までは、回廊をかなり歩きました。

廊下の突き当たりは、もともと壁になる予定だったそうですが、外の景色を楽しめるよう大きなガラス窓に変更されたそうです。
窓の向こうに緑が広がることで景色を楽しめるだけでなく、白い壁が続く回廊にも光が入り、明るく感じられる素敵な工夫だと思いました。
坐忘林のお部屋



坐忘林の客室は全15室で、すべてが完全に独立したスイートルーム仕様になっています。全室に源泉かけ流しの「内湯」と「露天風呂」が備わっており、2つのプライベート温泉を好きな時に楽しむことができます。
お部屋タイプは以下の4タイプですが、全てのお部屋のレイアウトは異なっています。
| 客室タイプ | 次の間 | 広さ | 定員 | 特徴・利用シーン | |
|---|---|---|---|---|---|
| 洋室 | 洋室 | なし | 約70㎡ | 2名 | 2名利用に最適なモダンな洋空間。リビングや広めのデスクが配置され、静かに過ごしたい方向け。 |
| 次の間付き | 7畳 | 約80㎡ | 4名 | 寝室・リビングに加え、7畳の畳空間(次の間)があるお部屋。3名以上の場合、次の間に布団を敷いて宿泊可能。 | |
| 和室 | 和室 | なし | 約70㎡ | 2名 | 畳の香りと落ち着いた空間が広がる和の客室。2名で和の情緒をじっくり味わいたい方向け。 |
| 次の間付き | 7畳 | 約80㎡ | 4名 | 主室とは別に7畳の和室(次の間)がつく開放的な造り。ご家族や3〜4名でのグループ滞在に最適。 | |
どのお部屋にも、外の景色を取り込む大きな窓とテラスが設けられています。
また、あえてテレビ(地上波・BS)を置かず(AppleTVあり)、「何もしない贅沢」を味わえるように工夫されているのが坐忘林ならではのこだわりです。
私達が宿泊した次の間付き洋室の「詩雪」のお部屋の様子やアメニティに関しては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
坐忘林のお食事

お食事処

夕食

朝食
坐忘林では「出来立ての最も美味しい温度や状態」でお料理を提供することに強くこだわっているため、あえてお部屋食ではなく、厨房から直接運べる専用の食事処を用意しています。
お食事処は個室または半個室で、大きな窓から白樺の森や中庭の池など、大自然の景色を独占できるような設計になっています。
坐忘林の夕食は、北海道の豊かな食材と京都の伝統的な懐石料理の技法を融合させた「北懐石」です。北海道産の新鮮な魚介類や特産の和牛、地元の農家から仕入れた野菜のほか、春は山菜、秋はキノコなど、大自然の恵みをふんだんに使用しています。
総料理長・瀬野嘉寛氏によるお料理は、味だけでなく見た目も芸術的です。
朝食は、和食または洋食から選ぶことができます。特に和食では、土鍋で炊き上げられた北海道産のツヤツヤなご飯と、丁寧に作られたおかずの数々が評判です。
私達が宿泊した際のお食事関しては、こちらの記事で全てのお料理の写真入りで詳しくご紹介しています。
坐忘林に関するよくある質問
- Q
坐忘林は子ども連れでも宿泊できますか?
- A
はい、お子様連れでの宿泊も可能です。
坐忘林は、ニセコの森に囲まれた静かな環境の中で、ゆっくりと過ごせる宿です。私たちが滞在した際も、客室同士が隣接していないこともあり、館内でほかのお客様の物音を気にすることなく、とても静かに過ごすことができました。ご家族での滞在でも、坐忘林ならではの静かな時間をゆっくり楽しめると思います。
- Q
坐忘林の客室には露天風呂がありますか?
- A
はい。15室すべてに、内湯と露天風呂の2つの温泉があります。 敷地内から湧く自家源泉をかけ流しで使用しており、客室で好きな時間に温泉を楽しめます。
- Q
坐忘林の客室から羊蹄山は見えますか?
- A
客室によって眺望が異なります。 羊蹄山や花園牧場方面を望む客室のほか、アンヌプリやワイスホルン、白樺林を望む客室もあります。
- Q
坐忘林ではどんな食事が楽しめますか?
- A
夕食は北海道の旬の食材を使った「北懐石」が基本で、朝食は和食のほか洋食も選べます。 私たちも、夕食には北懐石をいただき、朝食は夫が和食、私は洋食を選びました。
- Q
電車で行く場合、倶知安駅からの送迎はありますか?
- A
はい。倶知安駅から坐忘林まで無料送迎を利用できます。事前の連絡が必要です。 倶知安駅から坐忘林までは車で約15分です。
坐忘林はこんな人におすすめ
坐忘林は、観光を詰め込むのではなく、宿で過ごす時間そのものを楽しみたい人におすすめの宿です。静かな自然に囲まれて温泉に浸かり、北海道の旬を味わいながら、日常を離れてゆっくり過ごす――そんな贅沢な時間を楽しめます。

- 静かな環境で、日常を忘れてゆっくり過ごしたい人
- 客室の源泉かけ流し温泉を、好きな時間に楽しみたい人
- 北海道の旬の食材を使った料理を味わいたい人
- 宿で過ごす時間そのものを楽しみたい人
- 夫婦やカップルで、周囲を気にせずゆっくり過ごしたい人
- 自然に囲まれた落ち着いた雰囲気の宿が好きな人
なお、坐忘林は子ども連れでも宿泊できますが、館内はとても静かで落ち着いた雰囲気。にぎやかに過ごすというより、静かな時間を楽しみたいご家族に向いている宿だと感じました。
また、今回の滞在で印象に残ったのが、スタッフのみなさんの心地よい接客です。
チェックインを済ませてお部屋に入った後、館内をあちこち見て回っていたのですが、廊下などでスタッフの方とすれ違うたびに、少し下がって私たちの邪魔にならないようにしながら笑顔で挨拶をしてくださいました。
そのさりげない心配りがとても気持ちよく、また、お食事の際もスタッフの方との会話が弾み、楽しい時間を過ごすことができました。
かしこまりすぎた堅苦しさはないのに、決してくだけすぎてもいない。親しみやすさがありながら、きちんとしたホテルマンとしての距離感もある――そんな接客が、坐忘林の落ち着いた雰囲気によく合っていると感じました。
温泉や料理、客室の素晴らしさだけではなく、こうした心地よいおもてなしも含めて、坐忘林で過ごす時間そのものが、この宿の大きな魅力なのだと思います。
ニセコで静かに過ごせる宿を探している方には、以前宿泊した「楽水山」もおすすめです。坐忘林とはまた違った魅力のある宿なので、あわせてご覧ください。
観光を楽しむための宿というより、宿そのものを目的に訪れて、何もしない贅沢を楽しみたい。坐忘林は、そんな方にぜひ一度泊まってみてほしい宿です。
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