那須の森に抱かれるオールインクルーシブ・リゾート「THE KEY HIGHLAND NASU」。
今回は、大人3人の家族旅行で、専用の温泉露天風呂付き「スイート type A」に宿泊してきました。3人利用でも快適に過ごせる一方で、広さの感じ方には少し特徴があるお部屋でした。
「スイート」という響きから期待する開放感と、実際に3人で過ごして感じた“リアルな居住性”。宿泊前に知っておきたいポイントも含めて、詳しくご紹介していきます。
THE KEY HIGHLAND NASU「スイート type A」の基本情報
まずは、今回宿泊したお部屋のスペックをまとめました。
| 客室名 | スイート type A(温泉露天風呂付) |
| 広さ | 50㎡ |
| 定員 | 1〜4名(今回は大人3名で利用) |
| ベッド | 幅120cm × 長さ200cm(通常2台、今回は3台設置) |
| フロア | 2階〜3階 |
| 主な設備 | 温泉露天風呂、シャワーブース、洗浄機能付トイレ ドライヤー(Dyson)、空気清浄機(SHARP)、加湿器 |
間取りとルームツアー動画【客室の広さ・レイアウト】
スイートtypeAの間取り
THE KEY HIGHLAND NASUの公式サイトから、「スイートtypeA」の間取り図を引用しています。
このタイプのお部屋は、2階に3室・3階に2室あります。
私達が宿泊した302号室は、この間取り図を左右反転させたレイアウトでした。

出典:THE KEY HIGHLAND NASU公式サイト
https://highland-nasu.the-key.jp/rooms/suite-a
スイートtypeA ルームツアー
写真や文章で詳しくご紹介する前に、まずはルームツアー動画で「スイートtypeA」の全体像をご覧ください。
こちらのお部屋は「スイート」というカテゴリーですが、ベッドルームとリビングが地続きになったワンルームタイプです。
仕切りのない「スタジオ・スイート」の客室|実際の広さと使い勝手


ドアを開けると広がるのは、ベッドルームとリビングが一体になった完全なワンルームタイプ。お部屋全体は木のぬくもりを感じるモダンなデザインですが、第一印象は「意外とコンパクト」というものでした。
先ほどの間取り図を見ると一目瞭然ですが、洗面所やバスルームがゆったりと作られている分、3人で過ごすリビングスペースはややコンパクトに感じます。表記上の広さ(50㎡)には水回りも含まれているため、その点を理解しておくと、実際とのギャップは少ないと思います。

通常、3名以上の場合はソファベッド対応になることが多いですが、今回は同サイズのベッドが3台用意されていました。
その分、足元や歩くスペースはかなりギリギリで窮屈さを感じましたが、3人が同じ寝心地で休めるのはメリットかもしれません。

今回は4月初旬の滞在だったため、木々はまだ芽吹く前。少し寂しい景色ではありましたが、これが新緑の季節や雪景色であれば、窓一面に広がる那須の自然は格別の美しさになるはずです。
水回り 洗面所から温泉へと続く「最高の動線」
スイート type Aのもう一つの魅力が、考え抜かれた水回りのレイアウトです。
玄関から洗面所、シャワーブース、そして温泉バスルームへと一直線に続く動線は、無駄がなく非常にスムーズでした。
サニタリーエリアに集約されたクローゼット
玄関から入ってすぐの洗面スペース内に、使い勝手の良いクローゼットが配置されています。

- 身支度をスムーズにする配置: 洗面台のすぐ後ろに収納があるため、「朝の着替え・洗面・メイク」や「お風呂上がりの着替え」が、お部屋を往復することなくこのエリア1箇所で完結します。
- 居住スペースが散らからない: 荷物や着替えをリビングに広げずに済むため、限られた空間をすっきりと保てるのも大人3人旅には嬉しいポイントでした。
洗面所:大人3人旅に嬉しいダブルシンク
クローゼットのすぐ向かいにあるのが、広々とした洗面台です。

ゆとりある空間: 成人女性が複数人いる場合、朝の準備は大渋滞しがちですが、ここは贅沢なダブルシンク仕様 。
使い勝手: 鏡も大きく、3名分のアメニティが並んでも余裕がある広さなので、ストレスなく身支度が整えられます 。
トイレとの位置関係: 独立したトイレ内に手洗いはありませんが、すぐ隣がこの洗面所なので、動線的には合理的。
(私個人としては、トイレの手洗いと洗面が一緒なのはちょっと抵抗があるのですが)
昼間は気になりませんでしたが、朝湯に入ろうとしたときに、床が冷たく感じました。床暖房があれば、さらに心地よく過ごせるだろうと感じます。
シャワーブース:機能的な中継地点
洗面所とバスルームの間には、独立したシャワーブースが設けられています。
- こだわりの設備: こちらには、美容感度の高い方に人気のブランド「ReFa(リファ)」のシャワーヘッドが完備されています。
- バリアフリーな設計: 居住スペースから段差が少なく、お風呂までフラットに近い状態で進めるため、夜の入浴も安心感がありました。
温泉バスルーム:那須の森を独り占めする「半露天」
シャワーで体を清めたら、いよいよ客室温泉へ。


- 半露天ならではの開放感:お部屋名には「露天風呂付」とありますが、テラスに浴槽があるタイプではなく、室内に独立した“ビューバス”として設計されています。
木製の引き戸を開け放てば、外の空気を感じる「半露天スタイル」を楽しむことができます。
寒い時季は戸を閉めておけば、お湯の温度低下を防ぎつつ、シャワーブースとの温度差もやわらぎ、より快適に入浴できます。 - 森との一体感: 湯船に浸かると、目の前には那須の森が広がります。4月の芽吹き前の静かな景色を眺めながらの入浴は、とても心地よいものでした。
- 清潔感あふれる空間: 建具などには多少の年季を感じる箇所もありましたが、清掃は行き届いており、安心して那須の名湯を堪能できました。
スイートtypeAのアメニティ|設備・備品を詳しく紹介
バスアメニティ・スキンケア

POLAの「アロマエッセゴールド」シリーズ(クレンジング、洗顔、ローション、ミルク)がボトルで用意されています。
歯ブラシやシャワーキャップなどの消耗品は、可愛らしい麻の葉文様のパッケージで統一されており、日本情緒を感じさせる演出が素敵です。

Dyson(ダイソン)のヘアドライヤー。パワフルな風量で、温泉上がりのヘアドライもストレスフリーです。

シャワーブース内には、POLAの「ひととき」シリーズを完備。和の香りに癒やされます。

クローゼット内に、ひとり2枚ずつのバスタオルとフェイスタオル、ブラシなどが用意されていました。
ファブリーズや洋服ブラシもこちらに。

バスローブは洗面台の下部の籠の中にありました。

セパレートタイプの館内着は、落ち着いたネイビーとグレーのバイカラー。浴衣やパジャマはありません。
足袋ソックスは、人数に合わせて3色が用意されていました。
温泉への移動に便利なグリーンのバッグも置いてありました。
居室のアメニティや設備
「オールインクルーシブ=冷蔵庫の中身が充実している」と思われがちですが、ここは少し違いました。

意外にも、お部屋の冷蔵庫の中身は空です。
森のキッチンで、ソフトドリンクもアルコールもフリーでいただけるので、全く不便はありませんでした。

その代わり、お部屋には「CASA BLANCA」のドリップコーヒーや緑茶、金谷のロゴ入りミネラルウォーターが用意されています。

サイドボードの引き出しに用意されたカップ&ソーサーは、NIKKO(ニッコー)のファインボーンチャイナ。
電気ケトルもここに入っていました。
枕元のパネルには、照明のスイッチとスマホの充電に欠かせないコンセントが2口用意されています。

ここで一つ注意したいのが、3名で宿泊する場合です。同じサイズのベッドを3台並べていただる手厚い対応は嬉しいのですが、電源の口数は本来の定員(2名)仕様のまま。そのため、全員が枕元で同時にスマホを充電しようとすると、1人分足りなくなってしまいます。
お部屋の別の場所にはコンセントがあるので、お部屋全体として足りないわけではありません。ただ、「寝る時は枕元にスマホを置いて充電したい」派が3人揃う場合は、ちょっとした争奪戦になるかも。どうしても譲れない場合、長めの充電ケーブル・延長コードなどを持参するのと良いかもしれません。
スイートのメリット|館内移動がスムーズで快適

画像は、チェックインの際にいただいたフロアマップです。(スタッフが説明の際にペン書きされた印などが入っています)
これを見ていただくと、スイートならではの大きなメリットに気づかれるかと思います。
それは、「ホテルの主要施設がすべて同じ棟に集まっている」という点です。
- 3Fのスイート(301, 302):フロント、レストラン「森のキッチン」がすぐ近く。
- 2Fのスイート(201, 202, 205):温泉大浴場や森のスパ、クアガーデン(プール)、カラオケルームが目と鼻の先。
他のお部屋(和洋室やツインなど)は、フロントから少し離れた渡り廊下先の別棟にあります。 「森のキッチン」やラウンジ、温泉を何度も往復するオールインクルーシブの滞在において、この「移動距離の短さ」は、特に小さなお子様連れや三世代旅行にとって非常に大きなアドバンテージになるのではと感じました。
THE KEY HIGHLAND NASUスイート type A|3名利用で感じたリアルな評価
「スイート」という名称から期待する圧倒的な広さとは少し違いましたが、実際に泊まってみてわかった「ここならではの価値」が詰まった滞在でした。
- 季節が魅せるお部屋の表情: 今回の4月初旬は木々の芽吹き前で少し寂しさを感じましたが、一面が輝くような新緑や、しんしんと降り積もる雪景色の中であれば、あの窓からの景色は完成された一枚の絵画になるはずです 。
- 「古さ」よりも「清潔さ」: 建具などに年季を感じる部分はありましたが、お掃除は行き届いており、静かで非常に居心地の良い空間でした 。
- 3名利用は「距離感」を大切に:仕切りのないワンルームにベッド3台だと少し窮屈さはありますが、その分、家族や親しい友人との一体感を楽しめます 。
- オールインクルーシブを楽しむための「拠点」: このホテルは「森のキッチン(ラウンジ)」が非常に充実しており、大浴場やプール、カラオケなどの無料の施設も整っています。このため、必然的にお部屋にいる時間は短くなります 。お部屋は「自分たちだけの温泉と睡眠を楽しむ上質なベースキャンプ」と割り切るのが、ここでの一番贅沢な過ごし方だと感じました 。
トイレの手洗いの件や、3名利用時のコンセント不足など、細かな注意点はいくつかあります 。ですが、それ以上に「動線の良さ」や「主要施設への近さ」といったメリットが、あなたの滞在を快適にサポートしてくれるはずです 。
スイートtypeAはこんな人におすすめ


スイートtypeAは、一般的な「広々としたスイートルーム」とは少し印象が異なり、水回りのゆとりや動線の快適さに重きを置いた設計のお部屋です。
その特徴をふまえると、特に次のような方に向いていると感じました。
こんな方に向いています
〇3人でもベッドでゆったり眠りたい方
3名利用でもソファベッドではなく、同サイズのベッドが3台しっかり用意されています。就寝時の快適さを重視したい方には、大きなメリットです。
〇水回りの広さや使いやすさを重視する方
洗面・クローゼット・バスルームがひとつの動線にまとまっていて、とても機能的。ダブルシンクやゆとりのある空間は、複数人での滞在でもストレスを感じにくい設計です。
〇好きなタイミングで温泉を楽しみたい方
半露天スタイルのビューバスは、時間を気にせず何度でも入れるのが魅力。外の空気を感じながら入る温泉は、滞在の満足度をぐっと高めてくれます。
〇館内移動をできるだけ楽にしたい方
スイートタイプの客室は主要施設へのアクセスが良く、食事会場・ラウンジ(森のキッチン)への移動がスムーズなのも嬉しいポイントです。
逆にこんな方は少し注意
リビングスペースは、水回りにゆとりを持たせている分、「スイート=広いリビングでくつろぐ」というイメージで行くと、ややコンパクトに感じるかもしれません。
また、ベッドとリビングに仕切りがないワンルームタイプのため、寝る時間や起きる時間に差がある場合は、少し気を遣う場面もありそうです。
プライバシーを重視したい方は、その点もあらかじめ意識しておくと安心です。
この宿の魅力は、お部屋だけではありません。この宿は「部屋+食事」で満足度が決まると感じました。
「森のキッチン」での食事や体験については、こちらで詳しくご紹介しています。
「THE KEY HIGHLAND NASU」は全36室と客室数が限られているため、特に温泉露天風呂付きのスイートは早めの予約がおすすめです。
那須の豊かな自然に包まれ、好きなタイミングで温泉を楽しみ、森のキッチンで食事やドリンクを味わう…。そんなオールインクルーシブならではの贅沢な滞在を、ぜひ体験してみてください。
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