2025年2月末、夫婦で熱海・伊豆山 佳ら久の特別客室「佳ら久ルーム」に宿泊しました。14時チェックイン・12時チェックアウトの22時間滞在です。
この記事では、客室露天風呂や無料ミニバー、限定アメニティなど、実際に泊まって感じたお部屋の魅力を写真付きで紹介します。
伊豆山 佳ら久「佳ら久ルーム」の基本情報
| 客室タイプ | 佳ら久ルーム |
|---|---|
| 客室数 | 1日10室限定 |
| 所在階 | 6階 |
| 客室面積 | 51.47㎡ |
| 定員 | 2~3名 |
| ベッド | ポケットコイルマットレス2台(縦200㎝/横130㎝/高さ60㎝) |
| エクストラベッド | 1台(縦190㎝/横120㎝/高さ60㎝) |
| 客室露天風呂 | 温泉露天風呂付き |
| アメニティ | 佳ら久ルーム限定アメニティあり |
| チェックイン | 14:00 |
| チェックアウト | 12:00 |
| 最大滞在時間 | 22時間 |
佳ら久は全室が相模湾ビューですが、その中でも佳ら久ルームは6階に位置するので眺望が良いお部屋です。限定アメニティや22時間滞在など、ワンランク上の滞在が叶います。
佳ら久ルームの間取り
公式ホームページから、佳ら久ルームの間取り図をお借りしました。
「佳ら久ルーム」は、ベッドルームとリビングが一体となった開放的な造りになっています。室内にはゆったりとしたツインベッドと、大きなL字ソファが置かれたリビングスペースがあり、リラックスして過ごせます。
そしてお部屋の奥には、広々としたテラス。海を眺めるのに最適なチェアセットがあり、さらに右奥にはこのお部屋の醍醐味である「客室露天風呂」が設えてあります。
佳ら久ルームのルームツアー動画
写真や文章で詳しくご紹介する前に、まずはルームツアー動画で佳ら久ルームの全体像をご覧ください。
佳ら久ルームの客室構成と動線
玄関からテラスへと続く、奥行きのある空間

客室の扉を開けると、正面にトイレ。
そして左手にベッドスペースが広がります。
ベッドは海向きではなく、室内側に落ち着いて配置されているため、入室した瞬間から寝室が主張しすぎないのが印象的でした。


ベッドスペースの奥に進むと、ゆったりとしたリビングエリア。大きな窓の向こうには相模湾が広がり、視線が自然とテラスへ抜けていきます。
51.47㎡という数字以上に、空間に奥行きがあるように感じました。ベッドスペースからテラスまで一直線につながる設計が開放感を生んでいるのかもしれません。
大きめのソファは座り心地がとてもよく、この場所が滞在の中心になりました。

ソファの正面には65型の大画面テレビもありますが、結局ほとんど使わず。それでも不足を感じないほど、部屋そのものの居心地がよかったのが印象に残っています。
テレビの左側のキャビネットの中に冷蔵庫やグラス類が収められています。(詳細は後述)
テレビの左側の引き戸から、ウォークインクローゼットへ。
水回りから露天風呂へと続く動線


ウォークインクローゼットから洗面所、シャワールームへとつながり、その先が客室露天風呂という配置です。
洗面台は1ボウル。このクラスのお部屋では2ボウル仕様のことも多いため、少し意外に感じました。とはいえ、実際の滞在中に大きな不便を感じる場面はなく、タイミングをずらせば問題なく使えます。
室内から露天風呂までの動線がスムーズで、シャワールームからすぐに露天風呂に出られるのが私好みです。
リビングの開放感と、水回りの機能性がうまく分けられていて、“過ごす空間”と“整える空間”のバランスがとても心地よく感じました。
相模湾を望む客室露天風呂
佳ら久ルームの魅力のひとつが、相模湾を正面に望む客室露天風呂です。

お風呂の正面いっぱいに広がる相模湾。視界を遮るものがなく、テラスの柵は透明な素材でつくられているため、座った状態でも海がしっかりと見渡せます。
お湯の温度は42℃ほど。熱すぎず、ぬるすぎず、肩までゆっくり浸かれるちょうどいい湯加減でした。
海の風景が刻々と変化するので、夕方、夜、そして翌朝と、自然と何度も入りたくなります。

湯船には手すりも設けられていて、出入りも安心。
こうしたさりげない配慮が、滞在中の快適さにつながっていると感じました。

夜は上部からやわらかくライトが当たり、昼とはまた違う、落ち着いた雰囲気の湯浴み時間に。耳を澄ますと、想像以上に大きく波の音が響き、まるで海の上に浮かんでいるような気分になります。
なお、露天風呂の正面とテラス側(左側)にはロールスクリーンが備えられているため、視線が気になる場合は下ろすことも可能です。開放感を楽しみたいときも、安心感を優先したいときも、自分のペースで選べるのがうれしいポイント。
テラスからの眺め


テラスからは、相模湾を見下ろす開放的な景色が広がります。
立ち上がって見下ろしてみると、右手には、海沿いを走る熱海ビーチライン。赤い橋が印象的で、この風景によって、自分たちがどのあたりにいるのかが再確認できました。
高台に位置しているため、テラスの椅子に座ると視界を遮るものが少なく、海と空がゆるやかにつながる眺め。
波の音も想像以上に近く感じられ、テラスに出るたびに思わず足を止めてしまいます。
晴れた日には朝日も望める向きとのこと。この日の早朝はあいにくの曇り空でしたが、日が昇るにつれだんだんと晴れ間も出て、キラキラと輝く海を眺めることができました。
佳ら久ルームのアメニティと客室設備
佳ら久ルームでは、アメニティや客室設備も一般客室よりワンランク上の内容になっています。
洗面まわりの備品から客室設備まで、滞在を快適にしてくれるアイテムがひと通り揃っていました。
洗面まわりのアメニティと美容家電

クローゼットの棚に、浴衣や作務衣、歯ブラシやへブラシなどが揃えてありました。
大浴場に持っていくのに便利そうな湯かごありました。
浴衣・作務衣はMサイズとSサイズが用意されていましたが、私達には合わなそうなので追加でLサイズを持ってきていただき、夫がL・私がMを着ました。

用途に合わせて選べる佳ら久の。ウェア一式。
浴衣・作務衣・ナイトウェアの3種類があるので、好みや過ごし方で着るものを変えられます。
ナイトウェアはセパレートタイプではなく、ゆったりとしたワンピース型。フリーサイズで、身長165cm弱の私でふくらはぎほどの丈感でした。
お部屋を出る時にスマホやルームキーを入れて持ち歩けるサコッシュが便利でした。

バスローブの用意もありました。何度もお風呂に入るので大活躍。

地球環境に配慮して、ヘアブラシと歯ブラシは竹製。歯磨きペーストは紙パックに入っています。
シャワーキャップやヘアバンドは大浴場には用意されていますが、客室内では見つけられませんでした。お部屋で使いたい場合は、大浴場で手に取っておくとよさそうです。

洗面台には、佳ら久オリジナルブランドのスキンケアがずらり!
メイクウォッシュ、化粧水(スキンローション)、乳液(フェイシャルモイスチュアライザー)まで全て完璧に揃っているので、「基礎化粧品は手ぶらでOK!」なのが女性には本当に嬉しいポイントです。お風呂上がりに嬉しいボディミルクやフェイシャルミストまでありました。

シャワールームのシャンプー・トリートメント・ボディソープも、佳ら久オリジナルブランドのもの。
スキンケアやヘアケア用品が、お持ち帰り用のミニボトルではなく備え付けの大瓶タイプなのも、、環境(SDGs)への配慮でしょうか。

ヘアドライヤーはReFa。

Panasonicのナノスチーマーと、佳ら久ルーム・佳ら久スイートにだけ置いてあるバイタリフトかっさ。

ナノスチーマーなどを使うとき用の、Panasonicのウォータークリアジェルも置いてありました。
ボディ&ハンドソープは佳ら久オリジナルブランド。

洗面所には、タオルウォーマーが設置されています。
何度も温泉を楽しむので、毎回ふわっと乾いたあたたかなタオルを使えるのは気持ちが良くて嬉しいです。
客室設備とリラックスアイテム

佳ら久ルームの冷蔵庫の中に入っているドリンクは、アルコールも含めてすべて無料(コンプリメンタリー)です。
ご当地のクラフトビールやスパークリングワインなどがずらりと並んでいて、お部屋に入った瞬間からテンションが上がります。
私の一番のお気に入りは、手前に入っていた「果肉入りおろしリンゴジュース」。朝、客室露天風呂で温まったあとに飲んだら、冷たい果肉が体に染み渡って最高に美味しかったです。

ネスプレッソコーヒーメーカーと、常温のお水が2本。

グラス・カップ類、ネスプレッソのカプセル・スティック型の紅茶・緑茶のティーバッグなどが、キャビネットの引き出しに収められていました。

お部屋に用意されていた御着き菓子は、野草グラノーラ入り味噌煎餅。
ホワイトチョコとブラックチョコが1枚ずつありました。
サクサクのお煎餅とグラノーラの食感が美味しかったです。
このお煎餅は、ロビーのお土産コーナーで買うことができます。
実は私達は、お部屋の地ビールも、立派なコーヒーメーカーも、滞在中まったく手をつけることができませんでした!!
なぜかと言うと……佳ら久は「2つのゲストラウンジ」のフリーフローの飲み物やスイーツが充実しすぎているからです。お部屋のドリンクを飲む隙がないほど、ラウンジに入り浸ってしまいました。(※ラウンジの様子は、別記事の「ラウンジ篇」でたっぷり熱く語りますね!)

宿の情報は、こちらのタブレットで確認できます。
大浴場やラウンジの混み具合も確認できるので便利でした。

電気香炉。
3種類のお香がありました。私は、しっとりとした甘やかな香りの「春の花」を焚きました。

BALMUDAのポータブルBluetoothスピーカーも置いてありました。

ベッドの枕元には、照明のスイッチパネルを挟んで両側に、通常のコンセントとUSBポート(Type-A)が完備されていました。

広々としてすっきりした玄関。ここにも佳ら久ならではの気遣いと特別感が隠れていました。
姿見と長い靴ベラに加え、スツールがあるおかげで靴の脱ぎ履きも楽々。脱いだ靴はスタッフの方が下駄箱に片付けてくださるので、三和土はスッキリ。
また、用意されていた館内用スリッパは高級感のある黒いタイプ。他のお客さんが違う種類のものを履いていたので、おそらくこれは佳ら久ルーム限定のアイテムだと思います。

朝刊のデリバリーサービスもありました。
特にチェックイン時に新聞の希望などは聞かれませんでしたが、今回は『日経新聞』が専用のポーチに入ってドアノブに掛けられていました。こうした気遣いがうれしいですね。
14時チェックイン・12時チェックアウトの価値

佳ら久ルームは、14時チェックイン・12時チェックアウトの最大22時間滞在が可能です。
この“2時間の余裕”は、想像以上に大きなものでした。
チェックインが14時だと、ラウンジや大浴場が混み始める前にゆったりと利用できます。まだ人の少ない時間帯に足湯に浸かり、静かな空気の中でフリーフローを楽しむ時間は、とても贅沢でした。
そして、12時チェックアウトのありがたさも実感します。
朝食後、すぐに身支度をして慌ただしく出発するのではなく、一度部屋に戻ってひと休み。
少し横になったり、テラスで海を眺めたりしてから、もう一度温泉へ向かうこともできます。
滞在時間が長いことで、
「急がなきゃ」という気持ちが自然と消えていきました。

ラウンジにも何度も足を運び、客室露天風呂にも好きなタイミングで入る。時間に追われることなく、自分たちのペースで過ごせることこそが、この部屋のいちばんの価値なのかもしれません。
ただ長く滞在できるというだけではなく、
“心に余裕を持てる22時間”。
それが、限定アメニティ以上の、佳ら久ルームならではの魅力だと感じました。
佳ら久ルームは、部屋でゆっくりと過ごす時間を大切にしたい方に特におすすめです。
ラウンジや大浴場を何度も行き来しながら、時間に追われず滞在したい方、記念日やご褒美旅で、少しだけ特別感を求めたい方にも向いている客室だと感じました。
“観光を詰め込む旅”というよりも、宿そのものを楽しむ滞在にぴったりのお部屋です。
特別な時間を過ごせる「佳ら久ルーム」は部屋数が限られているため、ご褒美旅や記念日を検討されている方は、早めに空室をチェックしておくのがおすすめです。
こちらから確認できます



