千葉県鴨川市にある「鴨川館」。安房の松原に佇む、全62室の歴史ある湯宿です。
有名な「鴨川シーワールド」からも徒歩3分という好立地で、お子様連れからシニア夫婦まで、思い思いに過ごせる懐の深いお宿です。
こちらの宿が掲げる「福ごこちーより自由にさらにゆったり」という言葉に惹かれて、家族と年末年始を過ごしました。
「福ごこちの宿」というキャッチコピーの通り、心も体もほっとゆるむような、細やかな気遣いに満ちた滞在となりました。
「福ごこち」体験を、ご紹介していきます。
鴨川館の概要


鴨川館は、千葉県鴨川市にある全62室の和風旅館。太平洋に近い立地で、JR外房線・安房鴨川駅からは無料送迎バスで約7〜10分(要予約)と、公共交通機関でもアクセスしやすい場所にあります。
観光地として人気の鴨川シーワールドにも近く、温泉旅館としての落ち着きと、観光拠点としての利便性を併せ持つ宿です。
老舗旅館ではあるものの、2019年のリニューアルを経て、館内は「自由」や「ゆったり」といった滞在スタイルを意識した空間へと整えられています。
館内には大浴場や露天風呂のほか、露天風呂とプールを融合させたインフィニティ温泉「ぷーろ」を備え、露天風呂付き客室を含む、多様な客室タイプが用意されている点も特徴のひとつ。
さらに、2023年春にオープンしたテラスリビング「風光」は、大人向けのフリーフローラウンジ。静かにおこもり滞在を楽しみたい人に向いた空間です。
| 鴨川館 | |
|---|---|
| 住所 | 千葉県鴨川市西町1179 |
| 電話番号 | 04-7093-4111 |
| チェックイン | 14:30(※夕食付きプランの場合は〜20:00まで) |
| チェックアウト | 11:00 |
鴨川館のお部屋


鴨川館の客室は、15タイプ62室あります。色々なタイプのお部屋が用意されているので、旅の目的に合わせて好みの部屋を選ぶことができます。
| 部屋名 | 最大定員 | 広さ | 概要 | リニューアル年 | |
| ワ ン ラ ン ク 上 | 特福(とくふく)室 [8階] | 4名 | 83㎡ | 最上階の角部屋で、 太平洋と一体になれる1室のみの特別な新客室です。 | 2023 |
| 温泉半露天風呂付き和洋室 [8階] | 5名 | 58㎡ | 最上階からの海絶景を満喫できる、 温泉を湯引きした新客室です。 | 2019 | |
| 温泉半露天風呂付き和洋室 [7階] | 5名 | 58㎡ | 趣の異なる2タイプがあり、 上階からの海景を堪能できます。 | 2019 | |
| 温泉半露天風呂付き和洋室 [6階] | 4〜5名 | 58㎡ | お部屋でのプライベートなお食事を愉しめる 設えが特徴です。 | 2019 | |
| 温泉半露天風呂・テラス付き和洋室 [5階] | 4名 | 52㎡ | 松林を抜ける潮風を感じる、 テラス付きの開放的な新客室です。 | 2019 | |
| フレンドリールーム [5階] | 4名 | 52㎡ | 車椅子のまま入室可能な、 テラス&温泉半露天風呂付きの1室限定のお部屋です。 | 2019 | |
| ス タ ン ダ | ド | インドアテラス付和洋室プラス [4階] | 4名 | 56㎡ | 窓辺に広いインドアテラスがあり、 エアブローバスでゆったり過ごせます。 | 2024 |
| インドアテラス付和洋室 [4階] | 4名 | 56㎡ | 松の緑を感じるインドアテラス付きで、 楽湯バスが備わっています。 | 2024 | |
| 露天風呂付き和室 | 5名 | 71㎡ | 各階の角部屋に位置し、 潮風を感じる檜露天風呂を楽しめます。, | ||
| 檜内風呂付き角部屋和洋室 | 6名 | 61㎡ | 窓辺のベッドルームで朝日を感じられる、 広々とした角部屋です。 | ||
| コタツサロン付き和洋室 | 6名 | 68㎡ | 窓辺のコタツサロンが特徴的な、 家族旅行にもぴったりの和洋室です。 | ||
| リ ❘ ズ ナ ブ ル | 和洋室 [3階] | 6名 | 58㎡ | 広めの造りで、 大人数でわいわい楽しく利用するのに最適です。 | |
| 檜内風呂付き和室 | 5名 | 48㎡ | 檜の内風呂が心地よい、 落ち着いたスタンダードな和室です。 | ||
| デザインルーム | 3名 | 32㎡ | 和とアジアンが融合した、 おしゃれな和モダンスタイルのお部屋です。 | 2019 | |
| ツインベッドルーム | 2名 | 25㎡ | コンパクトながら大きなベッドが備わっており、 お二人での旅に便利です。 |
2019年以降のリニューアルにより、お部屋にいながら温泉に入れる客室が大幅に増えました。特に5階〜8階の高層階は、太平洋を眺めながらプライベートな入浴を楽しめるのが最大の魅力です。
また、2024年に登場した4階のお部屋には、窓辺に広いくつろぎスペース(インドアテラス)があります。ここには足湯のように楽しめる「楽湯バス」やエアブローバスなど、ユニークで快適な最新設備が導入されています。
多くの部屋が、畳のくつろぎとベッドの快適さを兼ね備えた和洋室です。段差が少なく、車椅子対応の部屋(フレンドリールーム)もあるため、ご高齢の方や三世代での旅行でも安心して過ごせます。
私達は、7階・温泉半露天風呂付き和洋室のビューカウンタTypeに宿泊しました。このお部屋の詳細は別記事にまとめました。
鴨川館の館内設備
飲み放題が嬉しい!客室フロアのフリードリンク「水屋」

鴨川館に泊まって感動したのが、客室フロア(4階〜8階)のエレベーター前にあるフリードリンクコーナー「水屋 Mizuya Cafe」です。
コーヒーやソフトドリンクを自由にお部屋に持ち帰ることができます。



コーヒーマシーンでコーヒー・アメリカン・カフェラテ・カフェモカ・ココア、ティーバッグのほうじ茶や紅茶、ピュアウォーターなどが24時間いただけます。
さらに、時間帯によって日替わりのウェルカムジュースや飲むお酢ドリンク、カモミールティーなども用意されています。

専用のトレーがあるので、お部屋に持ち帰るのも楽です。
海を眺めながらカフェタイムを楽しめるのが最高でした。お風呂上がりや、朝の目覚めのコーヒーにもぴったりです。
【大人限定】お酒も飲み放題!「テラスリビング風光」で贅沢なひととき

鴨川館には、お酒好きや静かに過ごしたい大人にぴったりの「テラスリビング風光(かぜひかる)」というラウンジがあります。
こちらは小学生以下は入れない大人限定の空間。 通常は有料(1人2,750円)で、14:00~23:00 / 5:00~11:00の間、アルコールを含むドリンクが飲み放題です。
生ビールやワインはもちろん、千葉の地酒も好きなだけ楽しめます。ソフトドリンクやベジブロススープもいただけます。
「お風呂上りや夕食後に一杯飲みたい」「子供がいない空間でゆっくり話したい」という方におすすめです。
(今回私達は利用しなかったので、チェックインの際にいただいたチラシの画像を載せておきます。)
鴨川館の大浴場と温泉ぷーろ「HARUKA」
庭園露天で整う2つの大浴場「ときわの湯・みぎわの湯」
1階にある大浴場は「日本旅館らしい癒やし」を堪能する場所です。 2024年3月にリニューアルされ、「ときわの湯」と「みぎわの湯」という2つの浴場に生まれ変わりました。
男女入れ替え制(朝・夕)で両方のお風呂を楽しめます。
脱衣所にタオル・バスタオルがたくさん用意されているので、お部屋から持参する必要はありません。
松原に囲まれた静かで個性豊かな「ときわの湯」
松林の庭園を眺めながら入る、落ち着いた雰囲気のお風呂。
季節の果実や花などを浮かべた「安房風呂(あわぶろ)」があり、香りや季節感を楽しめます。私達が宿泊した時は、ゆず風湯でした。
その他にも、寝湯・箱蒸し風呂・遠赤外線サウナや水風呂など、広くて種類も豊富なので、他の宿泊者の方と重なることが殆どありませんでした。
海辺のレジンアートを楽しめる「みぎわの湯」
「みぎわ(水際)」の名前の通り、水と光のアートをテーマにした幻想的な空間です。
ここの目玉は、リニューアルで新設された「炭酸風呂」。シュワシュワとした高濃度の炭酸泉が血行を促進し、体の芯からポカポカになります。
また、肌に優しい「スチームサウナ」もあり、熱いサウナが苦手な方でもじっくり汗をかけるのが嬉しいポイントです。
※大浴場の写真は、鴨川館のホームページからお借りしました
絶景インフィニティ!屋上温泉ぷーろ「HARUKA」

鴨川館の最大の目玉といえば、2019年にオープンした屋上温泉ぷーろ「HARUKA」です。
ここは、名前の通り「温泉」と「プール」が融合した新しい形のリラックス空間。 目の前に広がる太平洋と湯船が一体化して見えるインフィニティ設計になっており、空と海に溶け込むような絶景体験ができます。
温泉は、鴨川の里より新たに湯引きした里山の温泉「なぎさの湯」。泉質は、含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉 です。
「ぷーろ」ならではの魅力や、利用時のポイントをまとめました。
①家族やカップルで一緒に楽しめる
一般的な大浴場は男女別ですが、ぷーろは専用の着衣(湯あみ着)を着て入るスタイル。 そのため、夫婦やカップル、家族みんなで一緒に温泉を楽しめるのが最大のメリットです。
脱衣所は男女別に分かれていますが、湯あみ着に着替えた後、屋外に出て同じお湯に浸かります。
「せっかくの旅行なのに、お風呂の時間はバラバラ…」なんて寂しい思いをすることなく、絶景を共有しながらお喋りを楽しめます。
我が家は娘ふたりなので、夫はいつも別行動でしたが、このぷーろでは一緒に過ごすことができて楽しそうでした。
②水着なしでOK!手ぶらで行ける
タオル類だけでなく、利用に必要な専用着衣(男性:ショートパンツ、女性とお子様:チューブトップ上着とショートパンツ)が脱衣所にサイズ別で用意されており、無料でレンタルできます。 わざわざ水着を持参する必要がないので、思い立ったらすぐ手ぶらで行ける気軽さが嬉しいポイント。
もちろん、お気に入りのマイ水着を持参して利用することも可能です。
③写真撮影OK!映える絶景

通常の大浴場は撮影禁止ですが、ぷーろは着衣スタイルのため、スマホでの写真撮影が可能です(※他のお客様への配慮は必須)。
特に、海が黄金色に染まる朝日や夕暮れ時の美しさは格別。旅の思い出に残るフォトジェニックな一枚が撮れます。
私達がぷーろに行った時には、先客が2人ほどいらっしゃったので控えていましたが、その後私たち家族だけになったので数枚撮影しました。
④小さなお子様も入浴可能

オムツが取れていない小さなお子様でも、水遊び用パンツ(おむつ)を着用すれば入浴可能です。持参していなくても、館内の売店で購入可能です。
また、脱衣所にはクーファンが用意されていました。小さな赤ちゃんを連れての着替えも安心ですね。
鴨川館のお食事
鴨川館のお食事は、「食べる場所(スタイル)」を選べるのが最大の特徴です。
3つのスタイルから選べる夕食



夕食は、3つのスタイルから選べます。
- 板前ライブダイニング「MAIWAI」
レストラン形式で、コース料理だけでなくアラカルト(単品注文)も可能です。「夕食は好きなものを好きなだけ食べたい」という自由な滞在が叶います。 - 個室料亭「よしだや」
日本庭園を望む完全個室です。オープンキッチンが併設されており、天ぷらなどの「出来たて」料理が一品ずつ運ばれてくる贅沢なスタイルです。 - お部屋食
周りを気にせず、自分たちだけの空間でゆっくりお食事を楽しめます。小さなお子様連れや、プライベート重視の方に人気です。
また、茶寮「あわ路」では夜20:30から夜食が提供されます。名物のラーメンなどが食べられるので、夜更かししたい方は要チェックです!(有料です)
ビュッフェかルームサービスかを選べる朝食



朝食は、基本はダイニング「MAIWAI」でのビュッフェですが、プランによってはルームサービスでの「朝の御重」も選べます。
ビュッフェでは和食・洋食のお料理から、好きなものを好きなだけいただけますが、「朝の御重」は献立の変更ができないので、アレルギーや苦手食材がある方はビュッフェの利用をおすすめします。
私達は、夕食は「よしだや」で会席料理、朝食は「MAIWAI」でのビュッフェを楽しみました。
お食事のそれぞれのプランの違いや、私達がいただいたお料理に関しては、別記事で細かくご紹介しています。
鴨川館へのアクセス
車利用の場合

☆当日の渋滞状況でルートを選ぶのが正解!
鴨川館へ車で向かう場合、東京・神奈川方面からは大きく分けて2つのルートがあります。
- アクアライン経由(川崎浮島JCT〜木更津〜君津IC)
- 京葉道路経由(宮野木JCT〜君津IC)
公式サイトでは「東京から約1時間30分〜2時間」と案内されていますが、実際には都内からの移動や休憩、多少の混雑を含めると、「約2時間30分」みておくのが現実的で安心です。
どちらのルートが良い?
基本的には「アクアライン経由」が最短ルートですが、週末や連休はアクアラインが激しく渋滞することがあります。 そんな時は、「京葉道路(宮野木JCT)経由」の方がスムーズに動ける場合も。
出発前にGoogleマップなどで交通情報をチェックして、空いているルートを選ぶのが賢い方法です。(我が家も夫が調べて、宮野木経由で行きました!)
君津ICから宿へ向かう途中の「房総スカイライン」と「鴨川有料道路」は、現在は無料化されています。「有料道路」と表示されても料金はかかりません。
鴨川館には、普通車約100台分の無料駐車場があります。
電車利用の場合

☆電車(JR特急わかしお)
東京駅(京葉線ホーム)から特急「わかしお」に乗れば、最寄りの「安房鴨川駅」まで約1時間50分。
安房鴨川駅に着いたら、宿の「無料送迎バス」を利用しましょう(所要約7〜10分)。 送迎バスは事前の予約が必要ですので、宿泊予約時または出発前に電話で伝えておくのをお忘れなく。
☆高速バス(アクシー)号
東京駅八重洲口や浜松町バスターミナルから高速バスも出ています。電車よりも本数が多い時間帯もあり、リーズナブルに移動できるのが魅力です。
到着前にぜひ確認していただきたいのが、公式サイトで見られる「現在のチェックイン混雑状況」です。フロントで長く待つのを避けるため、空いている時間を狙ってスマートにチェックインするのがおすすめです。
鴨川館に関するよくある質問
- Q
チェックイン・チェックアウト時間は?
- A
チェックインは14:30から、チェックアウトは11:00が基本です。団体利用など一部プランでは10:00となる場合があります。
- Q
荷物は預けられますか?
- A
チェックイン前・チェックアウト後ともに預かり可能です。
- Q
安房鴨川駅から送迎はありますか?
- A
無料送迎バスがあります(前日までの予約制)。所要時間は約7〜10分です。
- Q
大浴場の利用時間は?
- A
チェックイン〜24:00 / 【4~9月】5:30~10:00・【10~3月】6:00~10:00
- Q
子どもも宿泊できますか?
- A
宿泊可能です。ベビーグッズの貸し出しもあります。
おむつのお子さんは大浴場の湯船利用はできませんが、洗い場のみ利用できます。
温泉ぷーろ「HARUKA」は、おむつのお子さんも水遊び用パンツを着用して利用できます。
- Q
ペットと一緒に泊まれますか?
- A
鴨川館本館は不可です。隣接の「Dogサバトリーのある宿 ご・遊庭」は愛犬同伴可能です。また「ご・遊庭」内のDogホテル「KUMU」に預けて鴨川館に宿泊することもできます。
鴨川館の年末年始
私達は12/31から1/1の1泊2日を過ごしたので、年末年始の特別な対応を体験することができました。それらをご紹介しておきます。
年越しそば

大晦日のチェックインの際、「100食で年越しそばの提供があります」とのお話がありました。
普段はラーメンなどの夜食が提供されている「あわ路」で、1食1,100円で、写真のような天ぷらそばをいただきました。
お屠蘇


元日の朝、朝食会場に向かうと、ラウンジの前でお屠蘇がふるまわれていました。ノンアルコールだったので、運転の予定がある夫や娘も安心していただくことができました。
お雑煮とおせち料理


朝食ビュッフェで、お雑煮をいただくことができました。お願いすると、スタッフがその場でお餅を茹でて熱いおつゆを注いで渡してくださいました。
また、おせち料理が並んでいるコーナーもありました。
鴨川館はこんな旅におすすめ
| シチュエーション | おすすめ度 |
| カップル | |
| お子様連れ | |
| お年寄りと |
お部屋の種類が豊富で、好みやメンバー・予算に合わせて選べるので、どんな方にもおすすめできます。
お子様向けのメニューがあったり、各所に赤ちゃん用のグッズがあるなど、お子様連れに優しい宿だと思います。人気の鴨川シーワールドに徒歩3分というのも嬉しいポイント。
車椅子や高座椅子の貸し出しもあるので、おみ足の悪い方も安心です。車椅子のまま入室できるフレンドリールームも1室あります。
私達の滞在中も、ベビーカーのお子さんや車椅子の方などとご一緒のご家族連れを見かけました。
鴨川館は、絶景の「ぷーろ」にリニューアルされた大浴場、そして美味しい食事と、「泊まってよかった!」と心から思える宿でした。
特に、海を見ながらぼーっと過ごす時間は、日常の疲れを吹き飛ばしてくれます。 鴨川旅行を検討されている方は、ぜひ候補に入れてみてください。
こちらから確認できます










