楽 水山にのお部屋タイプは、山の間・水の間のふたつです。
全18室すべてに源泉かけ流しの半露天風呂がついていて、お天気が良ければどのお部屋からも美しい羊蹄山ビューを楽しめます。
ずっと楽しみにしていた「お部屋からの羊蹄山ビュー」。けれど、私が訪れた日はあいにくの曇り空で、到着からずっと山の姿がまったく見えませんでした。それでも、ゆったりとした客室でのんびり過ごしたり、温泉にゆっくり浸かったり…羊蹄山が見えなくても、広い窓から見える緑に癒されました。
翌朝も、早朝から何度も窓の外を見てみるも、やはり雲。でも、チェックアウトの直前になって、雲の合間から羊蹄山が姿を現してくれました。まるで「最後にちゃんと見せてあげるよ」とでも言うかのように。そんな偶然も、旅の醍醐味かもしれません。
この記事では、筆者が宿泊した「山の間」のリビング、ベッドスペース、温泉、アメニティについて詳しくご紹介します。
楽 水山の全体像については、以下の記事をご一読ください。
楽 水山・山の間 ルームツアー

楽 水山の山の間は、リビングの・ベッドルーム・温泉半露天風呂・テラス という造りです。
それぞれがとても広くゆったりとしています。
お天気が良ければ、リビング・ベッドルーム・お風呂のどこからでも羊蹄山を眺めることができます。
ルームツアー動画でお部屋全体の様子をご覧ください。
楽 水山 山の間のリビング・ベッドルーム
山の間のリビング・ベッドルームの様子

スッキリとして広い玄関スペース。
腰かけて靴を履けるベンチもあります。
北海道産の木材をふんだんに使用した、木の温もりを感じられる空間が広がります。

広々とした空間には、ソファ、テーブル、ロッキングチェアが配置されており、居心地の良いリビングを演出しています。 シンプルなデスクもあるので、ちょっとした書き物やPC作業にも便利。 キャビネットには冷蔵庫や食器類が収納されています。(詳細はアメニティの項を参照)

カード式のルームキーが2枚。
それぞれがルームナンバーとお部屋の名前が印刷された和紙に包まれていました。

テーブルの上には、木箱に入った札幌のショコラティエ マサールさんのチョコレート。

テラスの向こうに木々の緑。そしてその向こうに、帰り際にやっと姿を見せてくれた羊蹄山。
夏の緑も気持ち良いですが、冬、ここが一面雪に覆われた様子も見てみたいです。
雪を被った羊蹄山もきっと美しいでしょう。


宿の情報は、お部屋のテレビで確認することができます。
テレビの両側にある、ベッドルームとの間の戸を閉めれば、リビングとベッドルームを完全に独立させることができます。

お天気が良ければ、ベッドルームからも羊蹄山が望めます。

閉じられていると壁と一体化して全く気付かなかったのですが(ルームツアー動画で閉じられている様子が見られます)、両側に開いて三面鏡として使えるようになっていました。鏡の上部にライトもあります。

丈の長い服も楽に掛けられる広いクローゼット。
さらにもう一か所クローゼットがあって、そちらには浴衣やパジャマが用意されていました。

クローゼットの横の扉の中には、洗濯乾燥機。
洗剤と洗濯ネットも用意されていました。
リビングとベッドルーム周りのアメニティ
リビングのキャビネットの中には、さまざまなものがすっきりと収められていました。

冷蔵庫内には、ミネラルウォーター・お茶・コーラ・りんごジュース・ペリエ・ビール。全て無料。

コーヒーミルやドリッパー、デロンギのケトルなど。

コーヒー豆やティーバッグ、紙おしぼりなど。

カップ&ソーサー、お砂糖とミルク

ミネラルウォーターとグラス

お急須と湯呑茶碗

キャビネットの中で唯一「これは有料です」と言われたワイン。

ボルドーの赤とブルゴーニュの赤、どちらも税込¥4,840の値段表示がありました。

浴衣のサイズを訊かれた覚えがないのですが、フリーサイズだったのかな?それにしては、夫も私もちょうどよい丈でした。

肌触りの良いパジャマ。こちらはお部屋の外に着て出るのはNGです。

刺し子の羽織も着心地が良かったです。
足袋ソックスがひとり2足あるのも嬉しい。
楽 水山 山の間の洗面所と温泉半露天風呂
洗面所とお風呂の様子
ダブルボウルの洗面所、シャワールーム、お風呂、そして外の景色まで一直線という、私の大好きな動線です。

使い易くて気持ちの良い水回り。
水栓(水を出すためのレバー)がちょっとわかり辛くてオロオロしました。(洗面ボウルの脇にありました)

シャワールームにはレインシャワーあり。
レインシャワーのスイッチやカランなどは分かりやすく使いやすかったです。

中性泉の樺山温泉 アンヌプリの湯源泉かけ流し。
源泉をそのまま使用しているので、約50℃というやや熱めのお湯です。
ボタン一つで加水されるので、シャワーの前にボタンを押してお湯の温度を下げて入りました。
肌ざわりはとろりとしていてとても柔らかく、少し熱くても痛みを感じるようなことはありませんでした。

温泉から直接テラスに出ることも可能です。
湯船の中に段差の中に段差がないので、私は手すりにつかまって慎重に入りました。
そこが、この宿で唯一私が不満に思った点です。
【抜粋】
- 源泉名 樺山温泉アンヌプリの湯
- 泉質 ナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩泉(中性泉)
- 加水状況 有 温泉が高温のため必要に応じて加水可能
- 加温状況 無 温泉が高温のため加温なし
- 循環状況 無 掛け流しのためなし
- 消毒状況 有 衛星保持のため塩素除菌
洗面所・お風呂まわりのアメニティ

HAJIMARIのオーガニックフォームソープと、siracaのボディクリーム。
siracaは、北海道のシラカバから採れる天然樹液を使用した化粧品。

女性用のアメニティセットには、化粧水・ホワイトクリーム・洗顔料・クレンジングジェル。
男性用は、アフターシェイビングローションとボディクリーム。
どちらもsiraca。

Dysonのドライヤー、DAMANAの石鹸、グラス、ハンドタオルなど。

歯ブラシ・櫛・ブラシ・カミソリ・コットン・綿棒など
櫛とブラシが両方用意されているのは初めてかも。

HAJIMARIのボディソープ・シャンプー・コンディショナー。

洗面所の壁に、浴室の床暖房のスイッチがありました。
自分で温度設定ができるようです。
必要なものはひと通りきっちり用意されていました。タオル類もひとり数枚ずつあり、全てふわふわ。バスローブもありました。
リビングとベッドルームは、木材がふんだんに使われた明るくて温かみのあるお部屋と、統一感のある家具調度で、とても居心地が良かったです。
ベッドルームの三面鏡や、洗濯乾燥機、アメニティ類など至れり尽くせりで、おもてなしの心を感じました。
源泉かけ流しの温泉は素晴らしいお湯で、何度も何度も入りました。
お部屋やお風呂の大きな窓から、外の景色を楽しめるのも気持ち良かったです。今回私達は、ほんの短い時間しか羊蹄山を見られませんでしたが、常に窓の外に羊蹄山が見られる状態だったら、さらに気持ちが上がっていたことと思います。
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